【コースタイム】 （９月１４日） 荒沢岳登山口6：20…前山7：00…9：25前�ｰ9：40…1630ｍ付近10：00…前山14：10…荒沢岳登山口15：10―銀山平キャンプ場 （９月１５日） 銀山平キャンプ場―東所沢駅

【記　録】 （９月１４日） 　前夜２３時に東所沢駅を出発し荒沢岳登山口の駐車場で仮眠。 　今日の工程は時間がかかりそうなので、いつもより少し早めに出発する。金平糖のような形をしたミゾソバやツリフネソウが出迎えてくれる。 　水場を過ぎて上り坂となるが、少しモヤがかかったブナ林の中を快適に進む。今日は調子が良さそうである。やはりマップのコースタイムより少し早く前山に到着。一息いれる。 　ブナ林の中を徐々に高度を上げながら鎖場が始まる手前まで登り、休憩がてらストックをザックに取り付ける。鎖場や梯子が続きグングン高度を上げて行く。 　急登が一段落したピークで一休み。銀山平は靄のなかに沈み、眼前には前�ｰの岩峰が屹立している。眺めを楽しんだ後、下り始めると単独行者が登ってくる。頂上を踏んでの帰りのようだ。早い！ 　ジメジメした所を横断するとまた鎖場となる。時期を迎えたダイモンジソウがあちこちに咲き、タムラソウや時期を終えようとしているツリガネニンジンが見受けられる。 　すこしづつペースが落ちてきているが、マップコースタイムより少し遅れた程度で前�ｰ頂上に到着。先に着いていた中年の単独行者と世間話をする。 　ダラダラ尾根を行き、小さなコブの上あたりで、相方が「足が攣る」と訴えだした。少し様子を見てみるが良くなりそうにもないので、下山するか確認をしたところ「下山する。」との事。持病からくる「攣り」のようである。下りの鎖場が不安なので、スリング、カラビナ、補助ロープをすぐに使えるよう準備をする。 　前�ｰからの最初の鎖場でビレイを持ちかけたが「大丈夫」とのことなので慎重に時間をかけて降りてもらう。少し登り返したピークで一休みしていると、単独行の女性が頂上から降りて来た。 　我々よりも少し前に出発した女性で、頂上には行っていないのを知っているためか「ビビったのですか？」だの「関西弁で生意気に、枝折峠への道の交通規制だのを説明していた」「関西弁は直せないのですか？それとも直す気がないのですか？」だのと散々悪態をつかれる。 　前�ｰの鎖場を過ぎても相方の脚の具合は良くならないので、遅々として進まない。そのお蔭で草だの木だのを観察しながらゆっくりと歩くことができた。今年はブナの実が多いように思える。 　銀山平キャンプ場でテントを設営し、かもしかの湯で入浴する。入浴に行く途中で拾ったトチの実を家族連れの子供にあげたら、大喜びされた。 　荒沢岳登山口では猛烈な薮蚊に見舞われたがキャンプ場にはほとんど蚊がいない。清流の傍のためなのか殺虫剤を撒いているためなのか判らない。ただバッタや他の虫もほとんど見かけないのが少し気になった。 　 （９月１５日） 　前夜半から雨が降っており、することもないので早々と帰路につく。